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「恋する世阿弥」観てきました。

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3月1日、2日の土日にりゅーとぴあで公演していた新潟演劇祭プロデュース公演「恋する世阿弥」
僕は初日の公演を観劇して来ました。

…って話は前の記事に書きましたね。
こちらです。「【勝手に感想と宣伝】芸術のミナト☆新潟演劇祭プロデュース公演 『恋する世阿弥』 (3/1、2)

ここにはネタバレしない程度に書いたんですけど、全公演終わったので自由に書いていきたいと思います。
(写真はこの記事のためだけに撮り忘れたポスターを3月2日に撮ってきたもの)



「恋する世阿弥」という演劇、エキセントリックな演出、ギャグが盛りだくさん過ぎて最初はそっちに翻弄されてしまったんですが、見終わって振り替えると、実は人間の恋や嫉妬というとても普遍的なものを描いた極めてストレートな作品だったと思います。
変なキャラが次から次に登場しますが、要約すると、一人のイケメン能楽師と、彼を巡る二人の女性の物語だと思います。

一人目の女性は、新潟の女子高生。
彼女はイケメン高校生に恋をします。

しかし、彼が好きになったのは彼女より能だった、つまり能に恋してしまったわけです。
失恋した女子高生の恋心は、彼、そして能に対する嫉妬心となり、やがて生き霊となって彼に取り憑いてしまいます。

二人目の女性は、能楽の人間国宝の孫娘。
彼女は小さい頃から能が好きなのに、祖父からは全く認められずに育っていきます。

しかし人間国宝である祖父は、そこを訪ねてきたイケメン高校生のことはすんなり弟子にしてしまいます。
当然、彼女は嫉妬心を募らせ、にもかかわらず、いや嫉妬故に、イケメン能楽師となった彼と結婚することになります。

という訳で、女子高生と能楽師の妻、二人の恋心と嫉妬を描いたのが、この「恋する世阿弥」の大まかな物語です。
二人は同じ男性に嫉妬するんだけど、女子高生は純粋に恋心から、妻は能への憧れから、と違う理由なのが面白いです。

三角関係というより、イケメン能楽師、女子高生、妻、そして能を巡る四角関と言えるかも知れないです。
そう考えると、女性にもモテて能の才能にも恵まれたイケメン能楽師って、とんでもないスペックの持ち主です。

そんなイケメン能楽師ですが、彼には女子高生の恋心が生き霊となって取り憑いちゃってるわけです。
そんな作品の肝となる複雑な人物設定をですね、なんと「イケメンが女子高生の制服を着て能を舞いながら登場する」というまさかのネタで表現しちゃうんですよ。

この公演最大の出オチであり、最強にして最狂のキャラで物語の最重要人物を登場させてしまう!
もう、大爆笑ですよ!

しかしその強烈なインパクトがあるからこそ、物語をグイグイ引っ張っていく推進力となる。
しかも、それが能に取り憑かれ、生き霊にも取り憑かれた天才イケメン能楽師という人物を表現するのにこれ以上ない説得力を持っている。

いやー、本当よく出来てる!
そんな表現を思い付く中屋敷さん、やっぱり、すごいっす!



そして、こんな素晴らしい作品に出演された皆さん、本当お疲れ様でした!
てか、羨ましいです!才能に嫉妬です!



そう、嫉妬なんですよ。
この公演を見て、一番僕が刺激されたのは自分の嫉妬心なんですね。

一つ前のブログにも書いたんですけど、僕、初日に三回見たんですけど、三回見るとさすがに物分かりの悪い自分にも登場人物の感情とかも分かってくるんです。
それが、先ほど書いた恋とか嫉妬とかの強い情念ですけど、これが伝わってくるっていうか、もう突き刺さってくる、っていう感覚なんですよ。

それは何でかって考えたら、自分の中にも恋愛のトラウマとか嫉妬心とかあるからなんですよね。
そういう隠しておきたかったり自分でも気づかないようにしておきたい部分を、この演劇はえぐってきやがるんですよねー!

もうやめてー!ってなるんだけど、面白いからずっと見ちゃうんですよね。
だから観劇後はすごい疲労感に襲われるんだけど、これこそ演劇を見る感動だなって思います。

で、この疲労感が何かに似てると思ったんですけど、気づいてしまったんですよ。
これは、好きな人に頑張って告白したんだけど振られてしまった時の疲労感に似ている!

嗚呼、恥ずかしい!何が恥ずかしいって、こんな文章を書いてしまってる自分が恥ずかしい!
うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!



…こうして僕は生き霊となりましたとさ。






以上、「恋する世阿弥」の感想でした。

三月三日は雛祭り。三月二日は稽古。

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今日、3月3日は雛祭りでした。
僕は昨日、劇団@nDANTEの稽古で万代市民会館に行ったんですがなんとロビーに雛人形が!!







ああああああああああああああ!!
雛人形を撮るつもりが間違ってオリローの説明の人を撮ってしまったーーーーーー!!!!!!



あ、病み上がりで稽古に復帰した僕に劇団@nDANTEのみんなはとても優しかったです。
役をオリローと言われることもなく、無事に稽古に復帰しました。

みんなありがとう。
早く躁鬱のスパイラルから脱出したいものです。

ハイライトを吸ってみたあの日のハイライト。

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2月16日(日)から2月27日(木)までの12日間ずっと引きこもっていた訳ですが、その間に色々なことを思い悩んだりしました。
てかそもそも人に会わないので話したりしないでひたすら悩んでるだけなんですよね。

その間に色々考えた中であったのがこれからどうやって生きていこうかってことで。
自分は演劇とか他にも色々なことに興味があって、活動の幅も増えていって、それはそれでいいことなんですけど、やっぱり躁鬱の波からは逃げられないんですよね。

だったら、これ以上演劇って続けられるのかと。
だってねえ、演劇の稽古って2〜3ヶ月くらいありますが、その間にどう頑張っても一回くらい鬱来ますからねえ。

だから活動の範囲は限られると思いますが、取り敢えずは演劇とかあれこれの前に治療を念頭に置いていこうと。
役者である前に患者である自覚を持とうと、まあ、当たり前のことと言えば当たり前のことなんですが。

しかしそれでも多分表現欲求みたいなものはあるので、それはさっきも言った通り出来る範囲のことでやっていくしかないと思います。
寧ろ、リハビリとしての表現活動ということにしちゃって、患者である自分を全面に押し出して行った方がいいのではなかろうかと。

それで、この12日間で感じたことは、記憶が風化しないうちに文章にまとめておきたいなあと思います。
何しろ、鬱が完全に過ぎると過去の自分は他人のように思えてしまうので、まだ微妙に鬱が残ってるうちに。

というか、今のこの、やや鬱くらいで生きるのがちょうどいいのかもしれないですね。
毎日鏡に向かって「お前は患者だ…お前は患者だ…」って言い聞かせながら生きていこうと思います…ってそれは逆にヤバいか。

ちなみにこの喫煙してる写真は、2月28日(金)に鬱から復帰した記念に撮ったものです。
アメイジングさんとご飯食べに行った、あの日のハイライトです。







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USTREAM番組「ちひろともみぢの新潟演劇人トーーク!」第2回放送。3月6日(木)。

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だいぶ時間が空いてしまいましたが、「ちひろともみぢの新潟演劇人トーーク!」第2回目の放送のお知らせです。



放送2回目は、3月6日(木)の20時くらいから行います(終了時刻未定)。
この放送は、ゲストは呼ばずにチヒロブルースとさくらもみぢの二人だけで行います。

と言うのも、今後この番組では、ゲストをお呼びする放送と、二人だけの放送を、半々くらいの割合でやっていく予定です。
出来れば毎回ゲストをお呼びしたいところですが、それはそれで僕らの負担も大きくなってしまうので…

なので、はっきり言います!二回に一回くらいは全力で手を抜いていこうと思います!
チヒロブルースとさくらもみぢが全力でダラダラ放送しますよ!

ゲストをお呼びしてしっかりトークする放送と、二人だけでダラダラトークする放送、どちらも楽しんでいただけたらと思います。
それぞれを月に1回ずつ、計2回くらいのペースで放送していく予定です。

という訳で、第2回放送は、記念すべき初のダラダラ放送の方ですよ!
どんな手抜き内容なのかと言うと……






「ちひろともみぢの新潟演劇人トーーク!」

第1回放送
「あなたはどっち派!?たけのこの里vsきのこの山」

出演
 チヒロブルース
 さくらもみぢ



うわあ〜!すげえどうでもいい内容!!
でも逆に気になってきた!寧ろ全然どうでもよくない!というそこのアナタ!メールお待ちしております!

メールアドレスは、「 engekijintalk@gmail.com 」まで!
たけのこの里ときのこの山のどちらが好きか、またその理由もいただけると嬉しいです!

放送中に、きのこの山派、たけのこの里派の皆さんの熱い思いを発表させていただきます!
そして、最終的にはどっち派が多いか集計して放送中に発表します。



他にも、番組へのメッセージ、リクエスト、やって欲しい企画なども随時募集しております。
何度も言いますが、メールアドレスは、「 engekijintalk@gmail.com 」ですよ!

また、最近観た舞台の感想、演劇以外の催し・イベント告知などをいつでもお待ちしております。
何度も言いますが、「 engekijintalk@gmail.com 」まで、公表してもよいお名前も添えて(または匿名希望と)お送り下さい。



放送は、以下のURLからご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/chihirotomomidinoniigataenngekijintalk





そして、第3回放送ではゲストをお呼びしたいと考えています。
という訳で、番組に出演したいという方、またこんなトークテーマで出演したいという方、募集中です。

日程は、3月24日(月)〜31日(月)のどこかでやります。
放送日は話し合って決める形となります。

ゲスト、放送日は決まり次第お伝えします。
出演希望も、「 engekijintalk@gmail.com 」までですよ!





よろしくお願いします!







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絵を描いたよ。「鯨」

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何にもやる気にならないのに家に帰る気にもならない、みたいな精神状態で何となく喫茶店に入った時に描きはじめた絵です。
描いてるうちに閉店になって、コンビニの隅にある待ち合わせスペースみたいな場所に移動して描いてたんだけど、途中から隣にキャバ嬢みたいな人が座って気まずくなったので、結局家に帰って描きました。

絵を描いたよ。「犬と顔」

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まだ本調子とは言えませんが、一番ひどい時期は脱した感があります。
今日は家に友人が泊まりに来て、夜中にお酒を飲んでいました。

友人は疲れていたのですぐ寝たんですが、僕は最近すっかり昼夜逆転してしまったので寝られなくて絵を描いていました。
でももうさすがに寝ます。おやすみなさい。

役者の朝は早い。

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3月15日(土)から始まった、劇団@nDANTE「パ・ドゥ・ドゥ」
僕は3月16日(日)に、会場の五十嵐劇場にてスタッフをしていました。

お越しいただいた皆様ありがとうございます。
3月21日(金)、22日(土)、23日(日)にもありますので、こちらにお越しいただく方もお楽しみに!




3月15日の夜、初演を終えたイシケンが家に泊まりにきらした。
初演を終えて疲れていたイシケンは早々と眠りに就いたのでした。



イシケン「明日は大事な日だからな…」



さすが、劇団主宰にして役者を務めるイシケン、健康管理は欠かせない。
そして翌朝…







イシケン「キュアアクア来た!美しい…」



そう、役者の朝は早い。
本番を前にハピネスチャージをする必要があったのだ。

少年のような純粋な眼差しでプリキュアを見つめるイシケン。
数時間後には舞台の上である。

朝は少年のような純粋さを見せたイシケンは、本番が始まると一転、中年男性の複雑な心境を演じきった。
そこには彼の一貫した純粋さがある。

演劇に対しても、ハピネスチャージプリキュアに対しても同じことが言える。
それが劇団@nDANTEを支えていると言っても過言ではないのだ。



そして出番を終えたイシケンは、俺にこう言った。



イシケン「なに俺がプリキュア見てる写真勝手にツイッターに上げてるんだよ!」



春はすぐそこまで来ているな。
僕はそう思った。

小野の右手が真っ赤に燃える。集客増えろと轟き叫ぶ。

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3月15日(土)から五十嵐劇場で始まった、劇団@nDANTE「パ・ドゥ・ドゥ」
僕は16日(日)にスタッフをしていました、という話は一つ前の記事に書きました。

前日の夜にイシケンが泊まりに来た、という話も、一つ前の記事に書きましたね。
詳しくはこちら。「役者の朝は早い。



この時、イシケンが言ってたんですが、作品自体は概ね好評だったのだけど、会場の五十嵐劇場が寒いという問題があったのだそうな。
という訳で、16日から我が家に眠っていた石油ストーブを一台持ち込むことに。(15日に観劇された方すみません!)


ということで、16日に石油ストーブを持って五十嵐劇場に行くと…た、確かに寒い!
既に大型の石油ストーブを二台稼働していたけれど、それでも寒い!

しかも追い討ちをかけるように天候は悪化し、雨風の激しい音が五十嵐劇場に響く!
これはもはや、劇団@nDANTEが一昨年上演した「タイフーン・パニック」状態!

その時、俺は信じられない光景を目の当たりにした!
なんと、イシケンがおもむろに服を脱ぎはじめたではないか!

まさか、去年出演した「短距離男道ミサイル」さんの血が騒ぎだしたのか?!
イシケン!これ「裸のリア王」じゃないよ!「パ・ドゥ・ドゥ」だよ!

あとで分かったことだが、イシケンは普通に着替えていただけであり、決して露出狂ではなかったのだ。
しかしその時、俺は信じがたい言葉を耳にした。



イシケン「寒くない!寒くない!」



いやいやいや!寒い!寒いよ!
パンツ一丁で言われても説得力ないよ!



その時、一人の男が動いた!



小野くん「僕の力が必要なようですね…」



おお、劇団@nDANTEの影の能力者、小野くんである。
そして…








小野くん「ハアッ!」



なんということでしょう!
あんなに寒かった五十嵐劇場が、匠の手によって暖かく快適な空間に様変わり。



小野くん「僕の能力(ちから)をなめてもらっちゃ困りますよ…」



この街の温かいものを集めても君にはかなわない。
そう僕は確信した…





劇団@nDANTE「パ・ドゥ・ドゥ」は、21日(金)、22日(土)、23日(日)にも公演があります。
ストーブ、そしてカイロと膝掛けも御用意してお客様をお待ちしておりますが、どうぞ温かい服装でお越しください。

夕日が笑う、ゴードンも笑う。

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3月15日(土)から五十嵐劇場で絶賛公演中の劇団@nDANTE「パ・ドゥ・ドゥ」
僕は、3月16日(日)に手伝いに…って話は、このブログで散々しましたね。

詳しくはこちら。
役者の朝は早い。
小野の右手が真っ赤に燃える。集客増えろと轟き叫ぶ。



この日、本番直前まで雨風が吹き荒れ、このままでは公演に支障が出ないだろうか…
そう危ぶまれた五十嵐劇場でしたが、僕らの想いが天に通じたのか、開場するとともにそれまでの悪天候はどこへやら。

〜雨降って地固まる。さあパ・ドゥ・ドゥろう。〜



こうして16日の公演も無事に終了しました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。



終演後、外に出るとそこには美しい夕焼けが広がり、僕らの想いは空に憧れて空を駆けていくのでした。
せっかくなので、この夕焼けを写真に撮ろうとカメラを向けた俺であったが…








お分かりいただけるだろうか。
そこに写り込んでしまった悲痛な表情を浮かべる男の姿を…



きっと何かの間違いだ。
そう思った俺は、再びシャッターをきった。すると…







お分かりいただけるだろうか…
そこに写り込んでしまったドヤ顔を浮かべる男の姿を。



俺は確信した!ゴードンは欲しがりだ!
という訳で、俺はゴードンの隙を見て三度目のシャッターを切った。







お分かりいただけるだろうか。
そこには美しい夕日が…そう、夕日が…

しかし、そこにゴードンはいない。
ただされだけなのに、何だろう、この胸を締め付けるような切なさは。

大切なものはいつだって失って気付く。
その言葉を僕は噛み締めた。





ゴードン「いやいや、おかしいでしょ!」



空に元気だった頃の彼の笑顔が浮かんだ気がした。
そんな彼も今週末の公演では普通にスタッフをやっていますので、3月21日(金)、22日(土)、23日(日)の公演もよろしくお願いいたします。

りゅーとぴあ「会田誠ミニミニ個展」行って来ました。

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3月14日(金)からりゅーとぴあで開催中の、会田誠ミニミニ個展。
僕は初日の14日と、昨日18日に行って来ました。

これは、新潟出身の芸術家で今年の安吾賞受賞者の会田誠さんの作品をりゅーとぴあで展示しているというもの。
3月14日〜19日の間、無料で開催されていました。

前にもこのブログに書きましたが、僕は会田誠さんがすごく好きで、会田さんが新潟に来た時は大抵見に行ってます。
今年の1月にも、安吾賞を受賞した会田さんと、新潟市特別賞の大友良英さんのステージでの特別パフォーマンスにも参加したわけで。

詳しくはこちら。
安吾賞、会田誠さんのライブペインティング×大友良英さんの即興演奏の思い出。あの感動はまるで恋だね。

今回の展示会では、なんと会田さんが会場に滞在し、新しい作品作りに参加したりお話ししたり出来るらしい!
という訳で、ファンとしてこれは行くしかない!という訳で行って来ました。

まず入口に安吾賞のライブペインティングの作品があり、その奥に過去の作品たちがA4サイズの紙に印刷されたものが大量に展示されていました。
この大量の紙というが、会場内に張り巡らされた紐に洗濯バサミでぶら下がっていて、来た人はそこをくぐったりしながら鑑賞します。

実物の作品はほとんど無いんですが、会場そのものが一つの作品みたいな印象で、明らかに変な作品ばかりなんですが妙に落ち着く空間でした。
後で知ったんですが「実物はほとんど持ってこれないから数で勝負!」という会田さんのアイディアらしいです。

こういう裏話が聞けるのは何故かと言うと、そう、会場に会田さんが来ていたからです!
会場中央に置いてあるソファーに驚くほど普通に座っていて、そして驚くほど普通にお話したり出来るという、まさに驚きの空間でした。

また会場には制作途中の作品「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」の一部が置いてあり、なんと時々会田さんが色を塗る姿を目撃できるのだ!
これも、こういうサービスかと思いきや、後で知ったんですが「時間がなくて持って来た」そうです。

それから、会田さんが監督した映画の上映会もやっていました。
これが何ていうか、すごく面白いんだけど、ヒドい!会田さんの才能と変態さを堪能できる映画でした。





会場では物販もあり、僕は会田さんが描かれた漫画「ミュータント花子」を買ってきました。
会田さんからサインもいただきました。

で、せっかくなので会田さんに気になってたことを聞いてみよう!
…が、しかし僕がもたもたしているうちに会田さんは絵の色塗りに行ってしまった!

やっぱり忙しいのだろうか…
マネージャーさんに聞いてみると「恥ずかしがってるんだと思いますよ〜声かけてみてください」ということ。

なので、会田さんが戻ったタイミングで緊張しながらも声をかけてみることに。
ずっと聞きたかったことっていうのは「会田さんって高校の時どんな高校生だったんですが」という質問です。

と言うのは、実は会田さんって高校の先輩なんです。
僕が会田さんを知ったのは高校を卒業した後で、全然違うところで会田さんを知って、先輩だということは後から知りました。

で、その高校というのがかなり堅苦しい雰囲気の進学校(要するに俺が苦手な感じ)で、そこが会田さんと結びつかないというか何というか。
なんであんな新潟大学予備校みたいな学校(新潟南高校です)から会田さんみたいな異端の人間が生まれたのか、が気になってたんですが…



会田さん「僕の高校時代は本当に暗黒の時代で、そこの三年間だけ記憶からすっぽり抜け落ちてるみたいなんです。毎日何してたのかとか全然思い出せないし、本当に無駄な時間だったなあって思います。高校は寝てても何も言われないんだなってのは分かりましたね。午前中は寝てて、午後は気付くと夕方になってました」



なんと、会田さんの高校時代は暗黒だった!
分かりますか、これを聞いた俺の胸の高鳴りが!

何を隠そう、俺も暗黒の高校生活を送っていたのだ!しかも同じ高校で。
その高校から尊敬する会田誠先輩が卒業してこれほどまでに活躍しつつ、高校生活の愚痴を言ってくれているというのは、本当に嬉しい。

なんていうか、勇気が出ますよね。
という訳で、会田誠先輩と高校の愚痴で盛り上がるという謎すぎる体験をしました。



そしてこの日、俺がしたもう一つのすごい体験。
会田さんとお話ししていると、そこに一人の女性が会田さんにサインしてくださいと言って来たではないか。

実はその人はとは、安吾賞の時にお会いしていました。
彼女が持って来たのは、会田さんがジャケットを手掛けた岡村靖幸さんの「ビバナミダ」のCDでした。

すると、なんと会田さんが「ビバナミダ」を突然歌い始めたではないか!
会田さんが岡村ちゃんを歌う!貴重すぎる場面を目撃したのであった。





という訳で、会田誠ミニミニ個展、本当に楽しかったです。
本日3月19日の17時までりゅーとぴあで開催しています。

絵を描いたよ。「眼鏡の女の子とロボットとでかい猫」

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この絵はもともと夜中に眠れなくて落書きしていたんですが、描いてるうちに意外といい絵に思えてきて、翌日大き目の画用紙に描き直しました。
僕の落書きにしては妙に気合いの入ったものになっています。



pixivにも上げました。
眼鏡の女の子とロボットとでかい猫



せっかくなので、ここ最近の絵もまとめて載せておきます。
pixivのリンクも一緒に貼っておきます。





犬と顔









僕にはイラストレイターさんや漫画家さんみたいにイメージをそのまま絵にするという能力がないので、基本的に実物か写真を見ないと描けないです。
猫が描きたい(猫と描って似てる)と思ったら、猫の写真をネットで検索します。

「眼鏡の女の子とロボットとでかい猫」は描きなれないものばかりでした。
なんとなく制服の女の子が描きたくて「女子高生」とか「セーラー服」とかで検索したらエロ画像ばっか出てきて、「そういうことじゃないんだ…」ってなりました。

壇蜜さん主演映画「地球防衛未亡人」観てきました。

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壇蜜さん主演映画「地球防衛未亡人」シネ・ウインドにて観てきました。



初めてこの映画のポスターを見た時、「地球防衛未亡人」というどう考えてもB級映画としか思えない潔いタイトル!
しかもそんな映画の主演はあの壇蜜!

そして戦闘服(?)に身を包んだ(寧ろはだけた)壇蜜さんのビジュアルのインパクトも強烈で、B級映画好きとして気になっていました。
さらに監督が河崎実さんで、「日本以外全部沈没」が結構好きだった俺は、B級映画を映画館で見るのもアリだ!という訳で見に行きました。



で、見てきた感想ですが、開始早々ゴジラみたいな怪獣映画への愛を感じるオープニングで、普通にテンションが上がりました。
そしてオープニングに制作関係者の名前がスクリーンに次々登場するんですが、

出演
壇蜜

って文字がスクリーンに大きく登場した時は、なんかもうその時点で、込み上げる謎の感動。
と、同時に謎の笑いが込み上げてきました。



本編は、地球防衛軍の基地にいる隊員が、日本に出現した怪獣を発見するというところから始まります。
この基地の内装とか隊員の制服とか物々しい演技とか、いかにもウルトラマンみたいな特撮モノっぽさが全開で楽しかったです。

そこに壇蜜さんが現れるんですが、名前がなんと「ダン隊員」。
名前聞いた瞬間笑ってしまいました。

やっぱり壇蜜さんってって存在感があって、何が面白いって地球防衛軍の制服が笑っちゃうくらい似合っていました。
そのダン隊員が戦闘機で怪獣に闘いを挑むという意外にも王道の怪獣映画っぽく話は進みます。

ここの戦闘シーン、CGとかはほとんど使わずに、怪獣もセットも日本の伝統的な特撮技術で作ってある感じで、特撮への愛を感じました。
これは「パシフィック・リム」にも通じる感動!方向性は違うけど!



と思いきや、ダン隊員が怪獣を攻撃しながら何故か悶絶しはじめるという謎過ぎる展開。
さらに日本の領土問題や原発問題を露骨に笑いのネタにしたブラックなシーンなどが次々と登場。

僕は痛感しました。
これは決して「パシフィック・リム」なんかじゃない!やっぱりB級映画だ!

しかも、これらがただのネタじゃなくてストーリーの大事なところ(というか中心)を占めちゃってるんですよね。
特にブラックなギャグは、これ今の日本でやっちゃって大丈夫なの?ってレベル。

だけど大丈夫!だってこれB級映画だから!
という訳で、B級映画だから許される悪ふざけがどんどんエスカレートしていきます。

でも、良かったのは、明らかにあり得ない展開やバカなネタが満載なのに、役者さんの演技がすごく真剣だったこと。
バカ映画なんだけど、大真面目にバカなことをやっていますっていう真剣さが伝わってきて良かったです。

ただ後半は正直余計だなあと感じるギャグも結構多かったと思います。
大真面目にバカなことに取り組んでるのが面白かったのにって思ったんですが…まあ、そこは人それぞれですかね。


ただ、主演の壇蜜さんはすごくが良かったと思います。
演技が上手いかって言われたら微妙なんですが、真剣さがすごく伝わってきて、それが映画を面白くしていたと思います。

こんなB級映画に本気で取り組む壇蜜さんは、すごく真面目な方なんだろうなあって思います。
そもそもこんな映画に出てくれたことがすごいですよね。

だからこれは、壇蜜さんが主演であるという面白さで遊びつくした映画なんだと思います。
だって、もし仮に主演が壇蜜さんじゃなかったら、こんなB級映画、面白さ9割減だよ!

まず、何と言ってもこの映画最大のネタは「主演・壇蜜」ということ。
それだけに壇蜜さんが登場するとそれだけで「壇蜜が映画出てるよ!」って謎の笑いが。

そして、さっきも言ったように壇蜜さんは真面目でしかも存在感がある。
それが「壇蜜!何なんだこの人!無駄にカッコイイし無駄にいい演技する!何か知らないけどすげえ!」というまたしても謎の面白さが。

更に、壇蜜はエロい!やたらエロい!
この映画には壇蜜さんのサービスシーンが登場しますが、その度に「何なんだこの無駄にエロい人は!」と面白くなってしまう。

そしてこの映画を見て俺が気付いたのは、度を超したエロさはもはや笑うしかないということです。
壇蜜さんだからこそ作れる面白さだと思います。



しかし、そのくらい壇蜜さんが活躍する映画なだけに、もっと見せ場があってもいいんじゃないかと思う部分もありました。
特に後半はもっと話が超絶なバトルとかになって、壇蜜さんが大活躍する展開があって欲しかったなあって思います。

映画を見ながら壇蜜さんの好感度がどんどん上がっていただけに、それだけが心残りでした。
なので超絶オススメの映画って訳じゃないですが、何だかんだで嫌いになれない映画です。

B級映画や壇蜜映画が観たい人は行けばいいと思います。
3月28日までシネ・ウインドでやってるそうです。







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「5つ数えれば君の夢」のポスター貼ってあった。

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東京女子流の映画「5つ数えれば君の夢」のポスターが貼ってありました。
5月にシネ・ウインドで上映してくれるらしいです。

監督の山戸結希さんは、去年のMOOSIC LABで「おとぎ話みたい」という映画を作ってた方です。
僕は去年シネ・ウインド観たんですけど本当に素晴らしかったので、「5つ数えれば君の」も楽しみにしています。

あと、「おとぎ話みたい」にはバンドのおとぎ話が出演していて、ファンにはたまらない映画だったなあって思います。
なので「5つ数えれば君の夢」はきっと東京女子流のファンにはたまらない映画なんだと思います。

なんで、東京女子流のファンの人はシネ・ウインドに映画見に行けばいいと思います。
というか僕は東京女子流あんまり知らないのでこの機会に東京女子流聞こうと思ってます。



シネ・ウインドと言えば、今週は「椿姫ができるまで」という映画をやっていて気になってます。
てかうっかりしてたら明日3月21日(金)までらしいので、今日これから行ってきますね。



つづく







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イメージだけでさまーさん描いてみたら何とも言えない出来になった。

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うーん、何とも言えない。表情も何だか虚ろです。

実物はもっと可愛いと思います。
さまーさん元気でやってるでしょうか。

千葉県松戸市は楽しいでしょうか。
よっ!うたたね姫!





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ゴードンと坂田坂田じゃあ!

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今、一緒に劇団@nDANTEでコントの稽古をしているゴードンと坂田坂田を描きました。
二人とも背が高くて、横に並ぶとすごい存在感です。

今日は通し稽古でした。
ゴードンとは一年、坂田坂田とは9ヶ月、何だかんだで長いコント付き合いになりました。







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【勝手に宣伝】劇団@nDANTE「パ・ドゥ・ドゥ」(3月15〜16日、21〜23日)

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はい、劇団@nDANTEが2週にわたってお送りする意欲作「パ・ドゥ・ドゥ」
実は僕も微妙にこの公演のお手伝いをしている関係ですでに観劇したんですが、男女二人の会話劇にサスペンスの要素も加わった、非常に見応えのある作品でした。

私チヒロブルース、心からオススメの演劇です!
一週目を見逃した方も、二週目もあります!是非お越しください!







劇団@nDANTE 第8回公演
「パ・ド・ドゥ」

作: 飯島 早苗
演出: 石川 直幸

出演:石川 直幸,土屋 尚子

公演日程
2014年3月15(土) 16(日) 21(祝金) 22(土) 23(日)
* 開場は開演30分前です。
* 上演時間は90分を予定しております。
* 設備の都合上、会場の冷込みが予想されます。暖かい服装でお越しください。

チケット料金
前売り  ¥ 1,000 (一般)¥ 800 (学生)
当 日  ¥ 1,200 (一般)¥ 1,000 (学生)

会場:五十嵐劇場
(新潟市西区五十嵐2の町7652-1)

<ご予約・お問い合わせ先>
Tel. 090-9425-6193 (劇団@nDANTE)
E-mail. andante.customer@gmail.com

◆あらすじ
弁護士、名塚憲治のもとに一人の依頼人がやってきた。
被告の名前は日向草子。かけられた容疑は殺人未遂。
被害者である門倉大地は草子の住むマンションのベランダから転落し、意識不明の重態。
不起訴を狙う名塚の目論見をよそに、確執と嘘に着飾られた事件は、思いもよらない展開へと躍り出る。
名塚は草子に、草子は名塚に、互いがその真実に迫ったとき、両者は何を思うのだろうか・・・。
飯島氏の人気戯曲に、劇団@nDANTE同い年コンビが挑む。
浮かび上がる人間関係、真相へと迫るサスペンス。
そして、揺れ動く信頼と愛のリズムに合わせた、タランタラッタと2人のステップ。
どうぞごゆっくりお楽しみください。

劇団あかつきの思い出をプレイバック!

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劇団あかつきの本番前ということで、最近ブログにあまり書けていなかった稽古場の思い出を写真で振り替えってみようと思います。
が、いい加減眠いし朝も早いので駆け足で行きます。






今回共演する、常木さん、のりさん、アケミさん、きわさん。
常木さんとは劇団@nDANTE「お勝手の姫」で、アケミさん、のりさんとは保育園の夏祭りで共演したことがあります。

きわさんは今回が演劇初出演だそうです。
もともと音楽をやってた方らしく、常木さんの知り合いで誘われたそうです。流石はチョロ松。






東区市民劇団座・未来から、加藤さん、倉島さん、そして小畑さんも出演してくれることになりました。
三人ともお話ししたことはありましたが、演劇での共演は初めてです(実は小畑さんとは微妙にある)







稽古場ではアケミが歌い出したり、







常木さんが寝はじめたり、







そして僕には子供が出来たりしました。






色々ありましたが、これからはチンドン屋として生きて行こうと思います。






という訳で、恋するアケミ……じゃなくて、劇団あかつきをよろしくお願いします。
3月22日(土)、14時から、東区プラザホールにて、無料です。

【新聞掲載】劇団あかつき&劇団わくわく(3/22、東区プラザホール)【出演します】

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3月21日(金)の新潟日報に、僕の写真が掲載されていました!
3月22日(土)に出演する舞台の記事です。ありがとうございます!

「ボブと南国」でお馴染みの大西アケミ率いる劇団あかつきと、障害を持った子供たちの劇団わくわくさんとさんのコラボ企画です。
もともと劇団あかつきだけの出演でしたが、劇団わくわくにもちょっとだけ出演することになりました。

劇団わくわくさんに出演するのは実は二回目です(当時はぷれジョブイーストって名前でした)。
一昨年はアケミさん作の「太郎の旅立ち」って舞台に出演したんですが、子供たちが覚えていてくれて、「太郎!」「太郎!」って呼んできます。

写真は、劇団わくわくのゆうすけくんと、あかつきから客演しているゆうりさんと俺の登場シーン。
ただの客演なのに無駄に目立ってしまった!なんかヅラ被ってるし!

という訳で、二本立てよろしくお願いいたします!
入場無料です。





劇団あかつき「母と子」
劇団わくわく「わらしべ長者」

日時
3月22日(土) 14時〜

会場
東区プラザホール

入場無料

劇団あかつき&劇団わくわくの公演終了しました!

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ハア〜、アケミ祭りでござるよ!
という訳で、今日は劇団あかつきと劇団わくわくの公演でした。

お越しいただいた皆様ありがとうございました。
公演は一人も死傷者を出すことなく無事に終了しました。

劇団あかつき「母と子」では借金が返せずに妻と生まれたばかり子供と夜逃げする徳一という男を演じました。
ヤクザに追われ樹海に迷い混み子供と別れ、それから十八年間妻とチンドン屋をやりながら全国を回って子供を探すという、結構すごい設定の役でした。

劇団わくわく「わらしべ長者」では、チョイ役ですが風車屋を演じました。
写真は風車屋の格好の俺です。

劇団わくわくさんの劇は、子供たちが自由だし頑張ってていいなあって思います。
衣装やセットも手作りで素敵でした。





中でも俺が感動したのはこの馬の衣装!
なんて完成度が高いんだ!







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深夜だしラーメンの画像でも上げておく。

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夕飯のキムチ鍋にラーメンをぶち込むという、どう考えても体に悪い一品です。



今日は劇団あかつきの公演が終わって、帰宅したら予想以上に疲労していたと気付かされました。
が、その後もんちゃんと「新潟演劇人トーーク!」の打ち合わせをして、10分で終わる話なのに2時間近くも雑談。

テンションが上がった俺は帰り道にBLUESのそうめいに電話をかけ、更にテンションが上がって、そのままニコ生をしました。
公演が一つ終わった解放感と久々に色んな友人たちと話したことで、ちょっと躁転しそうでヤバいです。



電話でそうめいから「チヒロはいわゆる器用な役者じゃないけどハマり役が来た時の爆発力がヤバいからそういう役やった方がいいよ。青空(3年前にBLUESがやったコントライブ)の時の、女装してブラとパンツだけで発狂しながら踊り狂う遊園地のお姉さんとか絶対できないもん」って言われて、「ああ、それでいいじゃん!」って思いました。

最近鬱の期間が長かった時に、自分は感情のコントロールとか出来ないし空気も読めないし本当はあんまり演劇に向いてないなあって思ってました。
でもなんかすっきりしたんですね、そんなのはどうでもいい悩みだって。

よく考えたら自分はいい役者になりたいとか評価されたいとか全然思ってないです。
演劇が好きなのは単純に舞台を創るという行為が楽しいからで、出来ればその衝動だけで生きていたいと思います。

本能的に面白いって思ったことをやれればそれで良くて、別に演劇だけにこだわる必要もないです。
演劇以外のことが楽しくなったらそれはそれでいいと思います。

だからぶっちゃけると演劇文化の発展とかあまり考えてないです。
ただ誰かの舞台とか見て頑張って欲しいとか勝手に思うことがあるのは単純にその人達が好きだからだと思います。

好きという気持ちだけで生きていけたらと思います。
最近また毎日ブログを書き始めてから調子がいいし、あと絵を描くのが楽しくなったので、しばらくはそればっかりやってようと思います。

演劇やりたくなったら、また何かやるんじゃない?
でも今はコントの方が楽しい。やってるけどね、劇団@nDANTEで。

劇団@nADNTEとか大西アケミとかに客演するのも、単純に好きな人達だからですよ。
今夜は好きな人が好きそうな音楽を聴いて勝手にその人と距離が近づいた気分になるっていう気持ち悪いことして寝ようと思います。







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